サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
FIT制度導入に伴い小水力の需要が増えているのはご存じでしょうが、水車発電機の価格が高騰していることはご存じでしょうか。
概略検討に使用するNEF(新エネルギー財団)の積算カーブに対して、概ね2倍程度です。 100kWクラスで1kW当り100万円以上。。。
この積算カーブは公的機関が実績データを統計処理して作成した標準価格なので、地点ごとの特殊性は考慮されていないと思いますが、それにしても高くなって来ていると思います。
とあるメーカーから聞いたところ、概略検討ではOKであったので計画を推進することになり基本検討を進めるため見積りを取ったところ、価格が合わずに計画を断念しかかっている地点も数多いとのこと。
今までサコダがメーカーさんに聞いたことなどから推察すると小水力メーカーさんは、そもそも少ない国内シェアの中での生き残りとして人員の最小化などの経営効率化に取り組んで来た結果、今の需要に対応しきれず人員不足に陥っているものと思います。
数年前まではRPS制度下での電力会社などの需要もあり多少の潤いもあったと思いますが、昨年までは事業者もおらず需要も少ない状態。
そういった中でのFIT特需に対して、メーカーの冷静な対応が価格高騰の要因になっていると思います。
現在の特需がいつまで続くのか不明ですし、そのための人員や設備を増強してもいずれは特需が廃れてしまう歴史を知っていますから容易な経営判断を出来ないし、しないことが経営存続の原則なんですね。
なので、その人員体制では突貫工事となるので価格を高く設定せざるおえない。(あるメーカーさんはピーク時には臨時雇いをしているそうです)
なんとも不循環と言うか理解出来てもなかなか納得出来ないことになって来ています。
今まで少ないシェアを分け合う形で存続してきた小水力メーカーさん。
今は、広くなりつつあるシェアを自ら静観しているメーカーさん。
私の立場から見ると、折角小水力が盛り上がっているのにとても残念ですし納得できない状況ですね。
そこで、考えたのは「価格破壊≒価格維持」です。
従来の価格で販売して頂ければ小水力の普及が進むことは間違いないことなので、それを実現出来るメーカーを探しました!
それは、大阪のとある新規メーカーさんです。
本日、主旨説明を行い協力をご依頼したところです。
このメーカー当然のことですが、新規メーカーとしてシェア拡大に向けて意欲的であり、現状をビッグチャンスとして受け留め今後の事業拡大に向けて「超積極的」に展開したいとのことでした。
このメーカーさんは技術力は十分あり、最近の受注実績もあるとのこと。
更に、市場拡大のためにも低廉な価格設定で提供したい とのことでした。
それを聞いて安心しました。
いくら安くても故障の多い機械では通用しませんが、技術力があれば「価格破壊」も成立します。
サコダはこのメーカーさんとも提携して低廉な小水力をご提案して普及活動に努めたいと考えております。
これからの展開がとても楽しみになりました。
今まで、価格高騰の影響を受け計画を断念された方。
その地点を復活させたい方は是非サコダへお問合せ下さい。