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設計マージンPickup

 実施設計において計算値とどれくらいマージン(余裕)をとるのか?
 どれくらいが妥当なのか?

 これって、正直に言って「アバウト」てすね。。。

 設計基準には許容応力やら安全率などありこれを満足していればOKなのですが、これギリギリの設計ってことは余程の事が無い限り私はあんまりやりませんね。 コスト的にはほんの少しUPする程度であれば安全側に設計します。

 例えば配筋計算していてD19では少しの余裕であれば、D22を選択します。
 コストは少しUPしますが、想定外の荷重やら考えると余裕は必要だから。

 安定計算や水理計算にも同じことが言えます。
 特に安定計算は厄介ですね。
 例えば「滑動」の安全率は基準により変化しますが概ね常時で 1.2~1.5です。
 「滑動」は曲者です。
 地盤の地質が岩盤なのかそれ以下なのかで20倍くらい変化します。
 要するに岩盤のせん断力を考慮できるかなのですね。
 岩盤であれば「軟岩」であろうが「せん断力τo」が期待できますので、滑らないことになります。
 ところが、地盤の地質が良くわからない場合はどうしておくかです。
 当然安全側にします。

 これら設計マージンをどこまで考えるかはコンサルの考え次第です。。。

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