サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
今回ご紹介するのは、大阪府の安威川にあった「車作発電所」です。
ここは、大正3年に安威川水力電気により建設された後、京阪電鉄へ引き継がれ昭和13年に廃止された最大出力160kWの発電所です。
使用水量や有効落差は不明ですね。
この地域は現在大阪府が治水を目的とした「安威川ダム」を建設中で走り易い付け替え道路が整備されダム建設用のダンプカーが頻繁に通行していました。
踏査したのは一昨年の5月でした。
取水えん堤は車作地区の上流に現存していましたが、痛みが激しくまた、府道建設による擁壁などで取水口や沈砂池は確認できず、また導水路は急峻な府道法面に張り付いているような状況でした。
導水路に沿って下流へ行くと巨大な砂防ダムがありその下流で導水路は府道を横断して山中へ消えていました。
その下流の渓流に入ると導水路が通過しているのが確認できました。
また、そのさらに下流の沢にもです。
さて、ここからが大変でしたね。
林道?に駐車して導水路を辿り下流へ向かうこと約1km。
いろいろな旧発設備があり感激しました。
導水路は無論、水路橋や水槽など。
よく作ったなー!!! と!
復活再生について検討してみましたが、発電所地点は安威川ダムのサーチャージ水位付近にあり難しく、その上流の水没しないところは落差減により困難と判断しました。
先輩方が建設した発電所には随所に工夫がみられ、若輩者の私は都度感嘆します。
この旧車作発電所もそんな旧発の一つでしたね!!