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金山沢川水力発電所見学Pickup

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この発電所は、南アルプス市の事業として2010年2月に竣工した新しい発電所で、維持管理は南アルプス市と日本小水力発電(株)でも遠隔監視されています。
既設砂防ダムの落差を活用し、有効落差約42mを得て最大出力100kW(最大使用水量0.32m3/s、常時使用水量0.115m3/s)を発生している小水力です。
水車は、チェコのマーベル社製クロスフローで誘導発電機が採用されています。

発電所地点まで行くとその先の道路は立ち入り禁止だったので、徒歩で砂防ダムまで上り取水口の構造などを見学。
浸透取水方式を採用されていると聞いていたので、興味深々でした。
砂防ダムの場合、取水方式の設計が重大です。
土石流や流木などにより、取水停止にならない、なりにくい、なっても容易に復旧できる構造にすることが大切です。

ここの場合、土石流により被害を受けた様で、写真の通り左右岸に1t土嚢を並べて防護壁を造り、竪坑10箇所による直接取水と併用した取水方式に変更された様でした。

これを見ると砂防ダムの取水方式設計は難しいなー とつくづく思います。
今後の設計に生きる見学でした。

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