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実施設計業務の瑕疵責任についてPickup

 小水力導入の流れとしては、概略設計・基本設計・実施設計になります。
 概略や基本設計の段階では設計内容としての具体性(構造設計などは無い)がないため、設計瑕疵については存在しない領域だと認識しています。
 現在まで概略や基本設計はかなりの件数を受託して納入させて頂いております。

 一方、弊社では小水力発電所の実施設計も受託しており、現在まで直受け・又受けを含めて3件を納入しています。
 いずれも設計瑕疵について担保しないことを前提としてご契約して頂いております。

 なぜ担保責任を回避しているかは単純明快なのですが、会社の規模(資本)が超零細であり、設計ミスによる保障工事が発生すると即倒産の虞れがあるためです。

 では、瑕疵責任が無くても大丈夫なの?と思われますね。

 まずは設計内容を信頼して頂くことでしょうか。
 弊社では私自身の経験や知識と併せて、弊社技術アドバイザーとのDR(デザインレビュー)を何度か重ねた上で事業者様に最終成果報告しています。
 無論人間なので100%ではありませんが、致命的なミスはこの時点で除去していますのでご安心下さい。
 
 厄介なのは想定や仮定を超える自然災害が発生したときです。
 この小水力発電所設計は自然を相手にしており、例えば地球温暖化により時間雨量が100mm/sを超える豪雨も全国で発生していますが、こんな雨量は想定していない(各自治体などの技術基準で)のが現状であり、仮にそんな洪水が発生すると発電施設は損壊してしまいます。
 それらについては、事業者様に災害保険への加入をご提案しています。
 地震や洪水時の設備損壊復旧費用の支払いやその間の減電保障がなされています。

 以上、実施設計業務における瑕疵担保責任に対する弊社の考えを述べさせて頂きました。
 これにご不安のある方は残念ですが受託できないことになります。
 
 ただし、弊社のコンサルフィーは一般のコンサルの1/2~1/3と安価に設定しています。
 何故か?と言うと、弊社は私サコダほかアルバイト従業員2名のため一般のコンサルと比べて人件費がかかりません。
 常務や専務、営業部長や設計部長、総務部長などの業務はすべて私サコダが行っており、その方たち(失礼ですが手を動かさない人達?)のフィーは不要になっていますね。

 理想は、「安かろう!良かろう!」でしょうか。

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