サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
今後は水圧管路の設計手法を変更します。
具体的には以下です。
従前は事業者さんの意向で、ポリエチレン管・FRPM管など使い分けしていました。
今後は「ポリエチレン管+JIS鋼管」の土中埋設を基本とします。
個人的には当初からポリ管派でしたが、防災意識が低くコスト重視の事業者さんが多くて、ポリ管の水圧管路は少ないです。
最初に設計した2地点ですね。
何故、ポリエチレン管を推奨するの?
それは管の接合方法です。
FRPM管やダクタイル鋳鉄管は5m程度の単管を差し込み型の継手で接合して管路を構築します。
このため、水圧管路の基礎地盤が崩落すると継手部が脱落し管内水が流出する大事故が発生する虞があります。
一方、ポリエチレン管やJIS鋼管は5m程度の単管を溶着(バット溶着・EF溶着)または溶接して接合して一体化した管路を構築するため、水圧管路の地盤が崩落しても一定程度自立し管内水が流出する虞は少ないです。
小水力発電所の水圧管路は地盤が不安定な林道などに埋設設置されるため、上記のようなリスク低減から「ポリエチレン管+JIS鋼管」を主とした水圧管路をポリシーとしていました。
ポリエチレン管の使用耐圧は2Mpaであり、これ以上の圧力ではJIS鋼管を使用します。
でも大口径のポリエチレン管は海外生産に依存しており、為替の影響や原材料価格高騰もあり高止まりしていますね。。。。
パイプメーカーはコスト軽減のためのスケールメリットとして1品種(各SDR毎)1km程度の数量が必要と叫んでいます。
コスト高騰はFRPM管なども同様と考えられます。
ポリ管のコストが高いことは事実。
でも、「安心・安全」との関係は?
最近付き合いのある巨大なエネルギー会社さん。
この人たちは人種が違いました。
まず、事業性は私の解釈では「トントン」でよい。欲しいのは将来に渡る電力。
「安心・安全」のためのコストは当然必要。
ビッグさに感銘しています。