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水圧管路の管種設定Pickup

 水圧管路にどのような種別を採用するか。が、最近の悩み。。

 「設計のポイント」にも記載していますが、その現場ではどの管種がベストか。
 コストと安全安心、防災の両立は出来ませんからね。

 とある現場A。
 水圧管を埋設する道路は県道(種別不明)です。
 となれば、県道規格で建設されているはず?
 路幅やカーブの曲率など、地形図やグーグルアースビューで見る限りでは、林道よりまし。。
 ガードレールや山川側の擁壁は整備されているよう。。
 となれば、路盤崩壊の虞は少ないので、コストが安いFRPM管を採用します。

 とある現場B。
 県道以下の市道か林道。。
 確認するとほとんどが平地にあり崖は少ない。。
 路盤崩壊の虞は少ないとみて、コストが安いFRPM管を採用します。

 とある現場C。
 グーグルアースビューは出ない。。
 要するにグーグルのスタッフは未舗装路面は行かないし、危険と見たらストップします。
 地形図で見るとクネクネ道や崖が多い。
 このような現場ではポリエチレン管を推奨しています。
 事業者リスクでFRPMへの変更は対応します。

 発電所の規模(最大使用水量)も影響します。
 水圧管の延長にもよりますが、だいたい0.30m3/sまでは径0.50mくらい。
 それ以上だと、道路埋設が出来る限度が1m以下でしょう。
 
 この辺りの規模はムズイ。
 道路が無くなるくらい掘削して埋設するか?
 規模を落とすのか?

 自分の感覚の規模感は、最大1MWまで。

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