サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
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シリーズ12でご紹介したとおり有田川には現在2箇所(関電三田発電所、町営二川ダム維持発)がありますが、かっては数か所水力発電所がありました。
今回はその一つの「修理川発電所」をご紹介しましょう。
修理川発電所は明治43年3月に南海水力電気が建設しています。
有田川町の修理川合流点下流に取水堰堤を設置して導水路トンネルにて下流約1km導水し、最大390kWを発電していました。
水害により昭和35年3月に廃止となっていますね。
上流の川口発電所も同時期に廃止されています。
ここも謎が多い発電所ですね。
発電所の構造や水車の型式などです。
諸元は「関西地方発電事業百年史」によると、最大出力390kW、最大使用水量10.00m3/s、有効落差20.10m です。
これ見ると??となりますね。
P=9.8QHμなので、Q=9.8×10.00×20.10×0.8(仮定)≒1,600kW ですわ。。?
百年史の390kWと乖離し過ぎている。。
取水堰堤の左岸辺りには残骸がありました。
導水路トンネルの入口がどこにかは確認できませんでした。。。
導水路の内部に入ることは出来ましたが崩落はしていいないようでした。
発電所は謎です。
水害によりすべて流失したようで、辛うじて放水口を確認できました。
また、導水路トンネルも健全!
ここを再生するには地域の方々のご協力が必要でしょう。