サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
今回は水圧管の材質についてです。
前回にも書きましたが、書き残したことがありました。
水圧管路の損失落差はほぼ摩擦ロスですが、これは水圧管の材質により決定されます。
材質は鋼管、FRPM管、ポリエチレン管がほとんどです。
何が違うかと言うと「粗度係数」です。
要するに 面が滑らかな 材だとロスは少ないんです。
この粗度係数は前回ブログのとおりで、鋼管が一番悪いのです。
意外ですが、鋼管以上に滑らかなのがFRPMとポリ です。
ここで特筆?はF管の0.011に対してP管は0.010 であると言うことです。
僅かな差ですが、1000mを超える管路ではP管を採用する価値も生まれる。。。かも
ポリエチレン管の優位性はここです。
最近は着目し見直したいと思っているのですが、コストが高いのが課題ですね。
材単価や継手・据付費がFより2~3割高いのでいままでは顧客さまにお勧めしていませんでした。
が、!!! F管の弱点みたいなものをメーカーさんから聞くに連れ、P管も捨てたものでは無いと感じています。
メーカー曰く:縦断方向の曲げ配管には対応出来ない。なので縦断ベント管が必要になる。
(保障できないと暗に言っているが、弊社にその理屈は提示されていない)
ちょっと考えても、これって欠陥です。
メーカーのホームページには「地盤の変動に対応可能です・・」と謳ってるのに平面的な曲げしか対応していないとは情けないし騙しか!
これでは設計者としてはついて行けません。
なので、柔軟なポリエチレン管が良いかも知れないと考えています。
ただし、コストの問題がありますので精査が必要です。