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廃止発電所シリーズ15Pickup

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今回は滋賀県淀川水系大戸川の「神山発電所」をご紹介しましょう。
ここは5年前くらいに見に行ったところで、なぜかご紹介していなかった旧発です。
このようなご紹介していない旧発があと数地点あります(汗)

神山発電所は大正3年5月に信楽水力電気が建設しています。
その後、京都電灯→関西配電→関西電力 に引き継がれ、昭和32年に水害により廃止されています。
建設当初は50kWで廃止時は100kWの出力だったようです。

設置された地点は「鶏鳴の滝」付近だったようですが、現在は公園整備されていて発電所の基礎などはコンクリートの残骸程度でした。

上流に向かうと取水堰堤と思われる古い堰堤がありました。
下流に向かい導水路が設置され、辿っていくと短いトンネルが立派に現存しまた水槽がありました。
そこから使用水量0.28m3/sを落として、有効落差53.10mにて最大100kWの発電を行っていたのです。
当時は貴重な電気であったと思いますね。

数年前に地域の方達と再生・復活についてディスカッションしたことがありました。 しかし、事業性が悪く実現に至っていないのは残念です。

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