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最近のロス計算Pickup

 お盆ですねー。暑くまったりして仕事をする気力もなかなか。。なのでヒマを装っています。
 こんな時はちょっとはマシなブログですわ(苦笑)

 最近のロス計算で若干の変化があります。
 除塵機兼用のスクリーンの水面低下量ですね。

 小水力の取水量は精々0.2~1.0m3/s で側方取水方式以外ではチロル方式なのでスクリーンはチロル式スクリーン(頂部取水方式のバースクリーンタイプ)になります。
 なので、沈砂池兼水槽には自動除塵機を設置して、更に塵芥除去を行います。
 この時は自除塵機がスクリーン替わりになることになり、スクリーンコストは省力されます。

 ちなみに関電で最後の建設に従事した「美濃川合水力発電所」は最大取水量220m3/s、取水口は当然、側方取水方式で幅15mくらい、取水する深さは6から7mくらいかなー。  
 小水力とは規模が違いすぎます。
 スクリーンバーの純間隔は100mmくらいで多少の塵芥はスルーします。
 これはバルブ水車を採用していたので、巨大なプロペラであり多少の塵芥はスルー(粉砕か)し許容していました。 
 小水力の小さいガイドベーンではこういう訳にはゆきませんわ。。。。

 ま、ここらも私の担当でした。
 補足すると、23400KWの発電所の建設を4人の担当者と2人の上司で土木をやりました。電気とか事務方を含めると総勢15人くらいかなー。
 貧乏な建設所でしたねー。
 時間外は最大35h/月でしたか。これでは仕事にならないのでサービス残業と土曜日はほぼ出勤ばかり。。
 なんか愚痴っぽくなったけど、この建設現場で今のサコダがほぼ仕上がったみたいなもんで、感謝しています。

 いつも話がずれます。
 小水力のロス計算の話でした。

 自動除塵機の水面低下量の計算は、普通のバースクリーンとしてなら当然計算可能ですが、自動除塵機はハニカム構造のチェーンスクリーンタイプが主流なので理論的な計算手法がありません。
 そこで、ここの部分だけはメーカーさんにご協力を頂いています。
 
 わずか数センチの話ですが、理屈には手を抜かないようにしています。

 説明責任がありますから。

 いつもご協力頂いている除塵機メーカーさんありがとうございます!

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