サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
今回はスラストブロックの設計です。
スラストブロックとは埋設されている水圧管が平面的に曲がる際に発生する不平衡力や遠心力に対して安定するように設置するコンクリートブロックですね。
土中埋設されているので、固定台(アンカブロック)とは違い曲げ合成角方向の地盤の「受動土圧」が期待できるので、あんまり巨大化しませんが、ちゃんと設計しないと埋設した地盤(道路や地山)が崩壊します。
注意するのは、受動する側の地盤が斜面にあつた場合、受動してくれるかを確認しとくことです。
ここ重要。
スラストブロック底版から、45°-2/φ で引いた角度の延長線が地山法面とぶつかった点から、水平にスラストブロック側面まで戻った点までの土被りが受動土圧の有効高さになります。
この辺りは、「農業用水用ダクタイル鉄管管路設計と施工」に記載されています。
スラストブロックは受動土圧で安定性を成立させている と言っても良いですね。
もし、受動土圧が不足した場合は、スラストブロック自体を巨大化するか、水圧管のルートを変更するしかないです。
しかし、固定台に比べるとスラストブロックの設計は簡単です。