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群馬県片品村の赤城沢発電所の取水設備Pickup

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 この発電所で弊社が設計を担当したのは取水設備です。
 取水工チロルから水槽までですね。
 それ以外も有効落差の計算なども依頼を受けて行いました。
 というのもロス計算すらしていないと聞いて「えぇ」そんなことありえへんわ と思いじゃーどうやって発電量の計算や水車発電機の設計が出来たのか不思議なので指摘したところ、ご依頼を受けた訳です。
 もっともここに書けない事情も知っています。
 水車メーカーさんが有効落差を間違って少なく設計してしまい、使用水量を多くしないと最大出力が発生できないらしいてす。
 こうなると負の連鎖ですねー。。。
 水量を増やすとロスが発生してしますし、水車への負担も想定以上になりますわ。。 大変ダ!

 ともあれ立派に稼働しています。
 取水工はチロル方式にしています。
 スクリーンはいろいろ変更もありましたが、最終的にはバースクリーンになりました。
 チロルでバースクリーンか?
 専門家の方達でも案外初耳でしょうか。

 チロルのスクリーンについては、兎に角毎回悩みます。
 取水効率と土石流に対する防災性能や塵芥やスノージャムなどへの最適化との両立ですね。
 
 事業者さんは次の計画発電所の取水工チロルスクリーンについては、このあたりを更に進化させたいとの意向です。
 
 先日弊社はこのご意向を踏まえたチロルスクリーンをご提案しました。
 責任者の方には気に入って頂いたようです。

 さて、どの様なスクリーンなのか?
 秘密です。

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