サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
今でも熊本地震発生直後の映像を覚えています。
それはヘリ撮影による水力発電所のヘッドタンクの下の集落が崩壊した衝撃的な映像でした。
直観的に九州電力の水力発電所のヘッドタンクが地震により崩壊したのか?と思いました。エライことやなと。
補償問題も当然発生すると直感しました。
調査するとやはり九州電力(株)の「黒川第一発電所」でした。
番組では約1万トンの水が流れたと言っていました。
検証します。
最大使用水量は、20.30m3/s、最大出力42,200kW、常時出力11,600kWです。
地震は4月なので梅雨入り前の渇水期ですね。
なので、常時程度の使用水量(毎秒5くらいか)だったのかと思われます。
導水路の延長は約2Kmなので、直ぐに停止しても導水路内には水が残っています。
なので、2000*5=10,0000m3は、ほぼ整合します。
こんな水が突然整備されていない沢(山かな?)に流れてきたらとんでもないことになります。土石流より怖いことに。。。
番組を見て思い出したのは、関西電力に勤務していた時の記憶でした。
関電の水力発電所では設備老朽化や設置基準の変更に対応して、既設設備の「健全度評価」 を実施していました。
外注も伴い当然、コストの掛かるものでしたが、設備の健全性については注目し問題があれば長期改修計画化して、改修していったものです。
この「健全性評価」とは、関電では4大設備と言い 「ダム」「洪水吐ゲート」「導水路」「水槽(サージタンク・ヘッドタンク)」 と定義されます。
水槽については、漏水状態などの外観調査がメインだったと思いますが、着岩していないような地山が悪いところは地震時の安定性を含めた評価をしていました。
私が言いたいのは、番組での九電幹部や経産省の発言です。
大正時代の古い設備なので地盤の状態は不明だし、設備の補強(改修)も行っていなかった。地盤の調査も把握していなかった。
今回の地震は「想定外」だし法的にも補償する義務はない と。
これ以上は言えませんが設備保全を担当する各電力会社の土木屋の温度差をすごく感じました。
これは歴史なのか?って。。。。