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不安定な再エネについてPickup

 再生可能エネルギーの主力はFIT制度が導入されたときから「太陽光発電」です。売電単価も42円と水力よりも高く設定されていましたね。
 あれから導入が進むともにパネルも安価となり売電単価も半値近くになりましたね。
 FIT導入当初に認可を受けた地点では着工せずに待ち「パネル単価の更なる安価待ち」をしている事業者の権利を取り下げる動きもあるようです。
 結構なことです。 悪徳業者には退場して頂かないとね。

 さて、九電の出力制御です。

 マスコミはほぼほぼアホなので本質が分かっていてもネタにならないと本質を報道しませんね。MBSや朝日のアナは伝統的にも。
 出力制御する法的な権利が電力会社にあることも掘り下げて報道せずに、やたらと制御するという事象ばかりを大声で述べているように見えます。。
 もう少し物事の本質を調べ上げてから報道しては?と思います。

 そもそも出力制御が必要なのは原子力発電を優遇しているからだとかいうのは非常に稚拙であり短絡かつ見ている人を単純に誘導しているのだと考えられます。
 九電の原発2箇所が稼働しているのは原子力規制委員会の許可を受けたからです。これは国がOK言うとるのと一緒ですね。
 それらがベースロード電源として稼働しているから電力会社に義務付けされている「供給義務」がなんとか成立する訳です。
 原発が停止しているときでも供給していたやないか と言うご意見もあるとあもいますが、事業からいうと赤字営業して高い火力発電を稼働させていたからだと考えます。

 一方、太陽光発電事業者には「供給義務」がありません。
 だから自由気儘な発電が出来ます。
 天候が晴れていれば朝からフル発電出来るけど、曇ったり雨が降ったりすると出力が低下して電力送電系統が不安定になりますが、そんなことは知ったことでは無いのですね。。
 これはしかし、水力発電を含め再エネ全般ですよね。供給義務が無い と言う優遇された世界にいるということも認識しないといけません。

 不安定性をカバーしているのは電力会社です。
 供給力と需要力のバランスをとるべく自前の発電所を止めたり稼働させたりと大変な作業を24時間行っています。

 九電の出力制御については、必然だと思います。
 原子力発電が稼働している現状から見て余剰な電力は系統の周波数を乱して広域停電に直結するからです。
 では、原子力を止めて再エネを優先させろ という論理は絶対に成立しないのです。あまりにも稚拙過ぎますね。 

 先日の北海道地震が発生した時に北海道唯一の原発が稼働していれば広域停電は発生していなかったと考えます。
 その辺りの議論が深まっていないことに憂慮しています。
 
 所詮、日本の原発はあと数十年で消える運命です。
 それまでにちゃんとしたシステムを築いていくのが私たちの義務ですね。

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