サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
最近ブログUPが多いです。ストレスが溜まっている証拠でしょう。。。
まあ、書いて紛れるのであれば良しとしましょう。
今回は水圧管路のパート-2で、線形処理についてです。
小水力の水圧管路は大きな水力と違い直線的なルートではなく、狭隘な林道などに埋設する場合が多く平面的かつ縦断的に細やかなルート設計が必要になりますね。
これってかなり悩みます。。。
まずは水圧管の材質の違いによる違い。
ポリエチレン管の場合、ある程度弾性があり意図的に曲げることができます。
管径の〇〇倍まで曲げ配管可能とかメーカーのノウハウがあり、曲率半径を決めて図化することが可能です。
FRPM管やダクタイル鋳鉄管では剛性が高く曲げ配管は無理なので、単管毎に曲げ角度を決めてゆく必要があります。
いわゆる「曲げ配管」の意味が材質によって違うとご理解下さい。
さらにややこしいのは、道路への配管では現場の地形に合わせて平面的かつ縦断的に線形を変化せざるおえないことです。
要するに単管毎に3D配管をしないといけないです。
仮にルート長1kmであれば、6m単管としても170本の単管があります。曲げや調整管を考えると200本以上ですね。
これを1本1本CAD図でコピペして並べて配管してゆくと言う気の長い作業が続きます。。 道路をはみ出すのは工事コストを考えると基本ご法度ですから大変です。
少し前には2km近い地点があり失神しそうになりました(笑)
もっと効率の良い方法が無いのか研究してみました。
農水関係の資料には「曲げ配管」についての記述があります。
これはある平面に対しての曲率に対しての配管理論としては正解なのですが、所詮理想論でしたね。クネクネと平面・縦断曲がりする道路内に埋設するには綺麗すぎると思いました。。
綺麗な設計をしたいのはどなたでも一緒だと思いますが、現場合わせの地点に応用するのは駄目だと感じました。
なので、泥臭く1本1本の配管ルートを図化して基本化し現地合わせで施工していただくのが仕方ないのかなーと考えています。
まぁ、そこまで気を使わなくとも良いのでは?とのお声も聞こえそうですが、サコダでは手抜きしないことにしています。
単管1本1本の水圧管に愛を込めて設計して行こうと!!