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小水力発電事業の事業性検討パート7Pickup

 IRR法とは内部収益法(Internal Rate of Return Method)のことです。
 〇▽法と書くと何か法規的なものかと勘違いしないように。
 単なる方法論です。

 現在の小水力の買取制度単価はこのIRR法を基に設定されていますね。
 具体的には税前IRRが7%程度になるような買取単価らしいです。
 単純に言うと資金の借入金利が2パーセントとすると上記との差、5%が年間の儲けになるだろー ってことです。
 しかし、この税前IRR7パーセントって?どんだけ儲かるのかな?と思いますよね。
 それは発電所の規模(売れ上げ)にも依りますが、スタンダートな200KWクラスの小水力だとすると、税前で約1千万円程度ですね。
 純利益はそこから納税しますので、7掛けくらいでしょうか。

 年収7百万円ライフだと少ししんどいですが、2箇所くらいあれば子孫へ引き継いで悠々と老後を過ごせるかも出来るかもしれませんね。
 因みに過去私自身も事業者へのトライを考えた事はありましたが、資金繰りなど考えると少々ハードルが高く断念しています。

 少し横道に反れました。。

 税前IRRが7パーセントの地点が現時点でどのくらい残されているのか?

 とある事業者さんの要求は8%以上です。
 こんな無茶な要求事項はなかなかですが、探せばあるんですねー。
 
 こんな要求地点探しをするときには8%以下だろーって地点は見逃していますから、まだかなりの地点が残されていると思います。

 以前かなり目標IRRを下げた要求が来ましたので早速当該地域を探してみると思っていた通り、ゾロゾロと出てきました。
 ただし、机上検討レベルなので取水地点の具合などを現地精査して頂くようにお願いしてあります。

 まだまだ小水力のポテンシャルはあると思いますので、お国には、太陽光や風力だけでなく小水力の導入も図るべくもう少し買取価格を改善してもらいたいと考えます。

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