サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
長野県木曽地域振興局が地元の「協栄電気興業」さんに発注し、弊社は発電計画全般と土木設備の実施設計を下請けました。
当計画は既設用水施設より最大0.242m3/sを取水する条件で、最大出力は約130kWを発生する規模にしました。
既設の用水路より分水し沈砂池・水槽を新設、約0.7kmの水圧管路(ポリ管道路埋設)を経由して発電所へ導水、発電後は用水路へ放水する計画です。
苦労したのは沈砂池・水槽の設計ですね。
用水路から8cmの石が流入する条件であり、これを掃流・排砂できるよう苦心しました。また、発電停止時には既設用水路へ分水できるようにしています。
工事はこれからですが、無事に完成し運転されるようお祈りしています。