サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
弊社が基本全体計画から土木設備の実施設計を担当した「西俣沢小水力発電所」が完成し、来月開所式に出席させて頂きます。
事業主は「(株)アドバンス」様です。
今年の春に着工して約半年で完成しましたね。
チロル取水~沈砂池(ヘッドタンク兼用)~水圧管路で導水(道路埋設)~発電所 と典型的な小水力の設計パターンです。
水圧管路はFRPM管とダクタイル鋳鉄管との複合管路にしました。
1.3Mpa以上に耐えられて安価なFRPM管が開発されれば設計も楽になるのですが、なかなか。。。
現在、有水試験中で若干のトラブルもあったようですが、予定どおりに完成予定です。
取水地点は標高1000mオーバーであり、これから厳冬期に入ります。
実施設計段階において取水設備の凍結が懸念されたため、万全の対策を行いましたが、今後運用してみて色々な初期トラブル(バスタブカーブと言います)が分かってくると思います。
初期トラブルが徐々に減ってきて早くに安定期に入ってくれればと思います。
我が子を見守る親のようなものですね。