サコダ小水力設計は、小水力発電コンサルタントとしてエコで自然に優しい小水力発電への関心が高まる中、導入に際しての技術検討や複雑な法規制のしくみなどに戸惑い、足踏みされている方々からのご依頼に応じて、小水力導入に際しての基本設計や事業性評価を行い、最適な小水力発電施設導入のご提案を致します。FIT制度もいつまで続くのか分りません。事業者は決断する時です。
鹿児島県は私の故郷でもあり愛着がある中で、事業者様よりご依頼があり概略設計結果を踏まえて今回実施設計業委託を受託しました。
この地点は用水路の落差を利用して最大約800kWの出力を発生する小水力発電所です。
詳細については語れませんが、税前IRRはとても良好で完成すれば事業者様の会社運営にとても寄与すると思います。
設計に苦労したのは、取水方法と水圧管路のでしょうか。
取水は用水路より横取り(側方取水)としたのですが、用水路を流れる塵芥や余水処理方法にはかなりの知恵を使いました。
また水圧管路は約250mの落差があり管種選定などに配慮しました。
この設計に際しては、スケジュール調整を行って昨年12月中から事務所に缶詰め状態で1.5日労働を約3か月ちょい行い報告会にてご了承も頂きほっとしました。
系統連系や水利権者との調整が残っているようですが、早期に着工されれば良いなーと思います。